「秋吉台現代音楽セミナー&フェスティバル」から帰宅し、現在ネギ(猫)から長いお説教を受けている。ぐずついた天気も後半2日は例年の秋吉台っぽい(私見ですが)良い天気で、忙しい中にも心地の良い日々でした。演奏したのは次の2曲。
杉山洋一(1969-) 《天の火》 (2014)
Yoichi Sugiyama, Ameno fi – Heaven’s Fire
アストル・ピアソラ(1921-1992) 《ル・グラン・タンゴ》 (1982)
Astor Piazzolla, Le grand tango
杉山洋一さんの「天の火」は、断片的に任意に挿入していくフレーズを処理しながらのピアノとの音楽的やり取りが難しかったものの、リハーサルを追うにしたがって、段々と曲の姿が立ち上がっていくさまにとても感動しました。また、ピアソラのリハーサルも、タンゴのスペシャリストでもある黒田亜樹さんのアドヴァイスを頂いて、次第にタンゴ独特のやり取りを体験できたことも大変貴重でした。
今年は20分越えの大曲が多く並んだのですが、それらを緊張感途切れることなく展開した演奏家の皆さんの多くの名演にも感銘を受けました。
恐らく受講生の皆さんにも充実したであろう6日間だったと思うのですが、指定管理団体の契約などの関係もあって、今年で第二タームとしては一旦終了となります。このような貴重な場ですから、なるべく現状を維持した形で新しい第3タームをなんとか無事始められるよう、関係者一同でここから準備を始めていくこととなると思います。しかし今年も秋芳洞にもシェフ(市内のオムライスの美味しい喫茶店)にも行けなかった……。
Posted by 「秋吉台の夏」現代音楽セミナー&フェスティバル on 2015年8月18日