プロフィール / profile

写真:松蔭浩之
photo by Matsukage Hiroyuki
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1971年生まれ。チューバ奏者、セルパン奏者。エリザベト音大博士課程を経てパリ国立高等音楽院、同第3課程修了。2002年アヴァン・セーヌ(フランス)第1位、日本現代音楽協会演奏コンクール第2位、2003年ガウデアムス国際現代音楽演奏コンクール・即興特別賞、「東京現音計画」のメンバーとして第13回佐治敬三賞受賞。アンサンブル・イクトゥス、ミュージック・ファブリック、アンサンブル・アンテルコンタンポラン等での演奏、アゴラ音楽祭、レゾナンス音楽祭(IRCAM)、東京オペラシティリサイタルシリーズ「B→C」、NHK-FM「名曲リサイタル」への出演等。

  • 秋山和慶指揮東響とのB.シュテルンのテューバ協奏曲《生贄》日本初演(サントリー音楽財団サマーフェスティバル2008)
  • 飯森範親指揮東響とのH.ラッヘンマンのテューバ協奏曲《ハルモニカ》の日本初演(コンポージアム2009)
  • 杉山洋一指揮都響とのM.スモルカのテューバ協奏曲《テューバのある静物画 または 秘められた静寂》の日本初演(サントリー音楽財団サマーフェスティバル2010)
  • 川瀬賢太郎指揮広響との細川俊夫《旅VIII》(HIROSHIMA HAPPY NEW EAR 19)
  • 杉山洋一指揮新日フィルとの鈴木純明《1920》世界初演(サントリー音楽財団サマーフェスティバル2016)

など、テューバのヴィルトゥオーソとして確固たる評価を得ている。16世紀フランス由来の古楽器「セルパン(蛇)」を用いての古楽のジャンルでの活動も多い。2001年から秋吉台現代音楽セミナー講師。洗足学園音楽大学非常勤講師。「東京現音計画」「低音デュオ」「デュオ・トランスプネウマ」のユニットで活動。現代音楽イベントカレンダー編集員。
作品に独唱のための《夜想曲》(2006)、フルート四重奏とセルパンのための《グリモワール》(2007)、フルート四重奏とチューバのための「ノズルス・ホケット」(2009)、バリトンとチューバのための《海峡》(2010)、ピアノ独奏のための《ゆたにたゆたに》等。

ソロ、室内楽などの演奏ご依頼、レッスンご希望(チューバ、セルパンの初級~上級の個人レッスンからオーケストラ指導まで)はコンタクトのページで承ります。ご質問もお気軽にどうぞ。

discs


「山本裕之作品集 輪郭主義」
チューバとピアノのための「輪郭主義I」所収。


「双子素数」
低音デュオセカンドアルバム。
iTunesからの購入はこちら


「貧富の差はどこから来るのか」
東京現音計画として、《古代中国の実験音楽 ~楽経から~ 第一番+第二番 》(2014)を収録。


「ローテーション」
低音デュオファーストアルバム。
iTunesからの購入はこちら


「現代日本の作曲家シリーズ 第48集 田中吉史:作品集 linea-respiro」
「ブルーノのアウラ」所収。


「湯浅譲二 室内楽作品集」
テューバソロのための「ぶらぶらテューバ」(2006)が収められたオムニバスCD。


「レチタチーヴォ・ファンタジア」
サキソフォン奏者原博巳さんのアルバムにゲストで参加しています。鈴木純明作曲のサキソフォン、チューバ、オンド・マルトノのトリオのための「ファレーズ」所収。


「サクバットの決意 A SACKBUT’S RESOLUTION”」
宮下宣子さんによる古楽器サクバットのCD。いくつかのトラックでセルパンでお手伝いさせていただいてます。


「Die Hamletmaschine-Oratorio (Live)」
ジョルジュ・アペルギス「ハムレット・マシーン・オラトリオ」ベルギーのアンサンブル「イクトゥス」にエキストラで参加した際のライヴ・レコーディング。

論文

金管楽器特殊奏法概論 (2013)
チューバにおける重音奏法 : その習得と実践についての考察 (2014)
チューバにおける四分音奏法 : その習得と実践についての考察(2015)
セルパンの運指法 : 歴史的資料との比較による運指法の適切な選択について(2017)
ヴォーン・ウィリアムズ《チューバ協奏曲》のための研究ガイド(2018)

インタヴュー、記事掲載

  • パイパーズ2005年11月号
  • 音楽の友2006年2月号
  • バンドジャーナル2006年3月号
  • 週刊オン・ステージ新聞2006年3月10日号
  • 朝日新聞2006年3月13日号
  • 日経新聞インタヴュー2013年1月11日号
  • 広報あげお2013年3月号
  • デーリー東北2013年9月22日号
  • アントレ2014年06月号
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