カテゴリー別アーカイブ: セルパン通信

05/29-31 おでかけアリオス

5月の最後の3日間、福島県いわき市のいわき芸術文化交流館アリオスさんの企画するアウトリーチ「おでかけアリオス」として、トロンボーンの村田厚生さん、ピアノの藤田朗子さんと、いわき市の小中学校合わせて6校にお邪魔してきました。「低音金管楽器について」という、ちょっとマニアック(?)なアウトリーチでしたが、皆さんとても熱心に聴いてくださって大変楽しい3日間でした。
7月1日にはこの企画を拡充した「いわきアリオス音楽室コンサート」の一環として、「低音管楽器 橋本晋哉&村田厚生の音楽室」が開催されます。

セットリスト

  • プロコフィエフ《行進曲》
  • 作曲者不詳《古いお城》
  • トロンボンチーノ《来て来て、まぶたを開けて》
  • オルティス《リチェルカーレ》
  • モーツァルト《バターパン》《恋とはどんなものかしら》
  • サン=サーンス《亀》《象》
  • バルトーク《ルーマニア民族舞曲》

四倉小学校さんのレポート
好間第三小学校さんのレポート
三和中学校さんのレポート

02/18 OTTAVAサロンコンサート

パリ留学時代に大変お世話になったピアニスト、本田聖嗣さんにお誘いいただいて、渋谷区南平台にあるミュージックサロンエスプリでサロンコンサートを行います。最初に定番であるレイフ・ヴォーン=ウィリアムズの協奏曲を、というオーダーでしたので、この曲を中心に色々考えていたのですが、音出しをやっている間にあれよあれよとフランス歌曲が決まっていき、フランスもの(の編曲もの)とヴォーン=ウィリアムズという、私にしては非常に珍しいプログラムとなっています。
 考えてみれば、ヴォーン=ウィリアムズはなんだかんだとそれこそ毎日触っている曲だと思うのですが、人前で演奏会として演奏するのはひょっとすると帰国してからはじめて、凡そ14年ぶりかも知れません。書いていてちょっと引いてしまいましたが、高校生の時に初めて買ったチューバの楽譜がヴォーン=ウィリアムズとヒンデミットだった(というか、田舎ではそれしか売ってなかった)わけですから、ほぼ30年の付き合いのある曲なんですね。そういう長い付き合いになる曲がある、というのは不思議な気分です。未だに新しい発見もあり、難しい部分は相変わらず難しいのですが…。

OTTAVAサロンコンサート
■日時 2017年2月18日(土)
開演 15:00 (終演予定 17:00) アフターパーティー 18:00ごろまで
※終演後、希望者の方とともに、本田とゲストの方が選んだ、その日のテーマに合わせたお酒とともに、アフターパーティを開催します(事前予約制)。
■会場 ミュージックサロンエスプリ
東京都渋谷区南平台町17-6 SVAX南平台ビル3階
■出演 本田聖嗣 (ナビゲーション、ピアノ)
[ゲスト] 橋本晋哉(チューバ奏者・セルパン奏者)
■参加費 ¥3,500 (演奏会のみ)
¥5,000 (演奏会+アフターパーティ)
¥4,500 (演奏会+アフターパーティ、OTTAVAスポンサーシップ割引き)
 スポンサーシップ会員割引きは、ご本人に限らせていただきます。
 当日、必ずカードをご持参ください。
■申し込み 事前予約制(定員70名様)https://ottava.jp/salon/form2.htmlにて。

プログラム:

  1. クロード・ドビュッシー「風変わりなラヴィーヌ将軍」(チューバ、ピアノ)
  2. カミーユ・サン=サーンス:「象」(チューバ、ピアノ)
  3. フランシス・プーランク:「当たりくじ FP178」より(チューバ、ピアノ)
  4. エリック・サティ:「エレジー」「ブロンズの彫像」(セルパン、ピアノ)
  5. フランソワ・チュリエ:「反逆」(チューバ)
  6. モーリス・ラヴェル:「ハバネラ形式の小品」(チューバ、ピアノ)
  7. レイフ・ヴォーン=ウィリアムズ:「チューバ協奏曲」(チューバ、ピアノ)
  8. フランシス・プーランク:「愛の小径」(チューバ、ピアノ):アンコール

12/25 アンサンブル室町による 「メリークリスマス エリック・サティ!」

今年で三回目の出演となるアンサンブル室町はヨーロッパの古楽器と日本の邦楽器からなる異色の混合アンサンブル。音量のバランスやピッチは勿論、発音やフレーズの捉え方も随分と違うので、色々と苦労するのと同時に随分と勉強にもなります。また、ちょっと脇にそれますが楽器を演奏しているとき(休んでいるときもですが)の邦楽器の皆さんの佇まいの美しさ!加えて今回は委嘱作曲者の一人でもある川島素晴さんとセルパン、法螺貝で嬉しい共演もありました(余談ながら傍からは面白くヘタウマに聞こえていた川島さんの法螺貝、実のところ驚異的な音程のコントロールでした)。
本番中のある個所で会場側の大きなトラブルがあり(ここには書きません、ご存知になりたい方はSNSで探してみてください)、その部分では準備も含めてしこりの残る演奏会となりましたが、不本意になった演奏を再演できっちり解消することが演奏家の務めだと思いますので、そのように働きかけていきたいと思っています。

東京セルパン・トリオ初演奏!

先日のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2016初日(5/3)、東京セルパン・トリオの初演奏は無事終了しました。演奏をお聴きくださった皆さま、興味を持ってくださった皆さま、どうもありがとうございました。twitter上の皆さまのお声をtogetterにてまとめました。

05/01 横浜国際なんでも音楽祭:『辻康介大いに歌う』

間近のお知らせですが、久しぶりに横浜で演奏させていただきます。皆さまのお越しをお待ちしています!

横浜国際なんでも音楽祭
『辻康介大いに歌う』~言葉のむこうの未知の響き~
辻康介(ヴォーカル)鈴木広志(サックス)橋本晋哉(セルパン)田中庸介(ギター)
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05/03 東京セルパン・トリオ@LFJ

セルパンが古楽器として顧みられたのはざっくり言って第二次大戦後ですが、その先駆けとなったのはビルダーとしても知られるクリストファー・モンク Christopher Monkでした。彼とアラン・ラムゼン Alan Lumsden、アンドリュー・ヴァン・デル・ビーク Andrew van der Beekの三人によって結成されたロンドン・セルパン・トリオによる始めての演奏は1976年に遡るそうです。それから40年後、このロンドン・セルパン・トリオにあやかって、東京セルパン・トリオと銘打ってラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンに参加します。
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03/06 Un tentetivo終了

03/06 Un tentetivo ご来場くださいました皆さまどうもありがとうございました。うた、サックス、アコーディオン、セルパンという組み合わせは中々に相互補完的で面白い編成だと思います。また早速第二回が6/18に決定。皆様のお越しをお待ち申し上げております。
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今回のセットリストはこちら。
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02/27 セルパンワークショップ@エリザベト音楽大学

月末に急遽広島でセルパンのワークショップを開催させていただくことになりました。楽器の構造や歴史、用法などをお話ししてデモ演奏、参加者の皆さんにも楽器を試奏していただく時間を可能な限り設ける予定です(楽器と写メも可)。

エリザベト音楽大学特別公開講座
「フランスの古楽器セルパン」
2016年2月27日(土曜日)
16:00〜18:00(開場15:45)
エリザベト音楽大学 224号教室
参加はどなたでも可能です。
入場無料
当日はセルパンを試奏できます。

03/06 ある試み

さて、ちょっと変わったある試みです。歌の辻康介さん、サックスの鈴木広志さん、アコーディオン&ピアノの大口俊輔さんといった名手に交じってセルパンを吹くライヴ。

03月06日(日)15時開演(14時30分開場) Un tentetivo (ある試み)
辻康介(歌)、鈴木広志(サックス)、大口俊輔(アコーディオン&ピアノ)、橋本晋哉(セルパン)

@Li-Po(JR渋谷駅東口徒歩3分・新南口徒歩1分:渋谷区渋谷3-22-11サンクスプライムビル4F-A, 03-6661-2200)
定員30名
予約2500円(当日3000円)+オーダー(各種飲み物と軽食など)

ご予約・お問い合わせはコンタクト、または
Li-Po(リポ)
info@li-po.jp 03-6661-2200(平日18:00~24:00)

主な曲目
星めぐりの歌(宮沢賢治)
スーパーマン(谷川俊太郎・辻康介)
空飛ぶ絨毯 o tappeto(R.カロゾーネ・辻康介)
飼育係(谷川俊太郎・鈴木広志)
ベッラ・チャオ(イタリア民謡)
きれいなねぇちゃんよ Damigella tutta bella
月の出の唄(野口雨情・中山晋平)

01/16 「ぶらり途中下車の旅」出演

だいぶ前になりましたが、テレビ番組「ぶらり途中下車の旅」に上尾市の名物(?)として出演していました。
フランスの古楽器「セルパン」http://www.ntv.co.jp/burari/contents/detail_2682894.html
上記リンクでは、収録前にスタッフさんといろいろ話したことを纏めて下さっているのですが、色々と纏まり過ぎてちょっと誤解を招きそうなものもあるので、こちらで補足を。
1.セルパンは最終的にチューバなどの金管楽器に置き換わっていったのですが、19世紀半ばはセルパン、オフィクレイド、チューバは同時に存在していていわば「乱世」だったといった方が良いと思います。プレイヤーによっては持ち替えていった人もいたでしょうし、其の儘頑固にセルパン(それも、蛇型、縦型様々)を吹いていた人もいたでしょうし、最初からチューバの人もいた、という感じで、また国や地域の差もかなりあったと考えてよいでしょう。
2.セルパンを購入した「領収書」とありますが、お話ししたのはセルパン奏者に教会から支払われた「給与明細」のこと。これは結構資料として残っているようです。
3.もともと「シ」の音のフィンガリングが無い、ということはかなり衝撃を受けられたようで、特にそこの部分に興味を持っていただいたのですが、楽器がこのように蛇型になっていた過程と、フィンガリング上「シ」が無い、ということには特に深い因果関係は無いと思います。寧ろ頻繁に使うようであれば必ず何らかの処置をしていたでしょうから、最終的に落ち着いたこの指孔の位置で、どのように使われていたのかは、現時点では謎のままですが、色々と研究が進んでいくのではないかと思います。

いずれにせよ、ご覧下さったみなさんがこの楽器に興味を持っていただくきっかけになったとしたらありがたい限りです。