中川俊郎:3つのデュオローグ、7つのモノローグ、31の断片

中川俊郎:3つのデュオローグ、7つのモノローグ、31の断片(2012)
Toshio Nakagawa, 3 Duologues, 7 Monologues, and 31 Fragments

全体はこのタイトル通りに進行していく。第1デュオローグは、スウィングする4/4拍子の映画音楽風。第2はクラスターの上に乗っかる極端に点描的な音群(この編成でクラスターって……)。第3は点描的にすかすか、穴だらけにされた、ポルカだかタンゴだか分からない舞曲(往年のラッヘンマンを彷彿とさせる?…)。
ここまではまだ普通の二重奏。
「7つのモノローグ」は、Bar.Tuba.それぞれ3曲ずつの独奏曲(順番は奏者の選択に任されている)、そして7曲の中心に置かれる(これは決定されている)二人の完璧なユニゾンで奏する「モノローグ」とで出来ている。また、朗読だけ、朗読とアクションだけ、ハプニング(懐かしい響き!)も含まれる。

「31の断片」は短い破片の展示会みたいなもの。
中にはたった1音のものもある(壺の断片だけケースに陳列されても、何のことか分からないよねぇ!)。

私は、あと味のよくないもの、座りの悪い(構成されていない)またはバランスが大変悪いもの、場違いなもの、奇を衒ったもの、古くさいもの、吟味されていないもの、根拠のない即興演奏などを、それを最初から狙うのでなく普通に真面目に作曲していて、結果としてそうなってしまう、そして何だかわからないけど美しく、うっかりすると涙が出る…ようものを心がけて来た。

また演奏家のお二人には、自分の持ち楽器以外のものも演奏して頂かなくてはならなく、大変なコンセントレーションが要求され、目下のところ彼ら以外には、演奏の可能性が考えられない。
主宰の梶さん、神長さんと合わせてお二人に深謝。
【中川俊郎・記】

06/10 「低音デュオ西へ東へ」その三:ワークショップ+コンサート@京都

「低音デュオ西へ東へ」、最後の企画は6月10日、低音デュオ初めての京都!京都芸術センターにてワークショップとコンサートを行います。「その一」のプログラムを中心に、檜垣智也さんの新曲(アクースモニウムと低音デュオとの初アンサンブル!)、田中吉史さんの科学論文の形式に基づいたユニークなデュオの再演、そしてこれも低音デュオ初のワークショップを行います。

2012年6月10日(日) 京都芸術センター

松平敬:声   
橋本晋哉:チューバ、セルパン

ワークショップ 16:00開始
 橋本 晋哉「古楽器セルパンについて」
 松平 敬「ことばと音楽」

コンサート 18:00開演(17:30開場)
 檜垣智也:バリトン、チューバとアクースモニウムによる新作(2012)※委嘱初演
 湯浅譲二:天気予報所見(1983)
 鈴木治行:沼地の水(2009)※関西初演
 田中吉史:科学論文の形式によるデュオ(2009 / 2010)※関西初演  
 山根明季子:水玉コレクションNo.12 アクースモニウム・ヴァージョン(2011)※関西初演
 パラレリウス:花咲き乱れ  ほか

入場料:予約 1,800 円/当日 2,000 円

お問い合わせ・予約: kojiks0317@gmail

主催:engine music
共催:京都芸術センター
助成:公益財団法人 アサヒビール芸術文化財団 / 公益財団法人 野村財団
後援:JCMR KYOTO / MUSIC OF NEW REFERENCE
チラシpdfファイル:オモテ / ウラ

06/04 「低音デュオ西へ東へ」その二:PETETOK6

「低音デュオ西へ東へ」(と題しながらあまり移動してませんけど)その2つ目は、アイヌ語で「水源=行き先」という意味をもつ、「PETETOK」という作曲家グループの第六回公演。
このグループ展には第四回のときにも呼んで頂いて、その時には神長貞行さんの「DIGITAL BOX」を初演しました。今回は中川俊郎さんの「3つのデュオローグ、7つのモノローグと、31の断片」という新作を初演します。恐らく、ですが次回低音デュオ定期公演でも再演予定。

コンサートシリーズ《PETETOK》第6回定期公演
2012年6月4日(月) 19:00開演 18:30開場@すみだトリフォニー小ホール
3,000円(全席自由)

・中川 俊郎 / 3つのデュオローグ、7つのモノローグと、31の断片
           演奏:baritone/松平敬 tuba/橋本晋哉
その他のプログラムなど、詳細はこちら

05/11 Hirakawa-cho Musics

Hirakawa-cho Musics

2012/05/11 19:00
@rogoba
1. Gregorian chant/Teion duo arr., “De profundis”
2. Haruyuki Suzuki, “Swamp water”(2009)
3. Pineus Parallelius/ Teion duo arr., “Totus floreo ” from “Codex Montenus”
4. John Cage “Music for two”(1984)
5. Akiko Yamane “Dots collection No. 12″(2011)
6. anonymous/Teion duo arr., “Seikilos epitaph”
7. Joji Yuasa, “Observations on weather forecasts”(1983)
 

05/11 「低音デュオ西へ東へ」その一:平河町ミュージックス

「モンテヌス写本」について詳しく書かなきゃと思っていた12月なんかあっという間に過ぎていき、うかつにも4月になってしまいました。低音デュオの橋本です。
(モンテヌスについては後日昨年演奏会付近の日付でアップします)

いつも「低音デュオ」は年一回の自主演奏会を柱として、お声をかけていただいた場所に出かけていって演奏もするわけですが、今年は5月、6月にかけて東京、京都で3回演奏会に出演します。

その一番目は「平河町ミュージックス」。その第15回目として、低音デュオ「ひろがりゆく低音」と題した演奏会に出演します。
プログラムは、いつもお馴染みの曲から、初お披露目の編曲物まで。

ひろがりゆく低音

2012年5月11日(金) 19:00開演
@ロゴバ(アクセス
1. グレゴリオ聖歌/低音デュオ編「我深き淵より」(3分)
 Gregorian chant/Teion duo arr., “De profundis”
2. 鈴木治行「沼地の水」 (2009) (10分)
 Haruyuki Suzuki, “Swamp water”
3. パラレリウス/低音デュオ編「モンテヌス写本」より『花咲き乱れ』(3分)
 Pineus Parallelius/ Teion duo arr., “Totus floreo ” from “Codex Montenus”
4. ケージ「2人のための音楽」 (1984) (8分)
 John Cage “Music for two”
5. 山根明季子「水玉コレクションNo.12」 (2011)(10分)
 Akiko Yamane “Dots collection No. 12″
6. 作者不詳/低音デュオ編「セイキロスの墓碑銘」(3分)
 anonymous/Teion duo arr., “Seikilos epitaph”
7. 湯浅譲二「天気予報所見」 (1983) (10分)
 Joji Yuasa, “Observations on weather forecasts”

チケットのご予約、お問い合わせは平河町ミュージックスのサイトから。