カテゴリー別アーカイブ: 演奏会情報

06/07 PETETOK第7回定期公演

以前神長貞行さんの低音デュオのための作品《デジタル・ボックス1》(2007)を初演したこともあるグループ展、PETETOK(ペテトク)の第7回定期公演に出演しました。
 今回は木下正道さんの新作《真実における灰 VI》の初演、編成はチューバとヴィオラのデュオ、ヴィオラは安田貴裕さんでした。安田さんは現代音楽にも深く通じ、色々な現場でご一緒することはあったのですが、実際にこのような形で室内楽でご一緒するのは初めてでしたが、美しい音色とダイナミクスの見事なコントロールを間近で体験して大変至福なひとときでした。

東京セルパン・トリオ初演奏!

先日のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2016初日(5/3)、東京セルパン・トリオの初演奏は無事終了しました。演奏をお聴きくださった皆さま、興味を持ってくださった皆さま、どうもありがとうございました。twitter上の皆さまのお声をtogetterにてまとめました。

05/01 横浜国際なんでも音楽祭:『辻康介大いに歌う』

間近のお知らせですが、久しぶりに横浜で演奏させていただきます。皆さまのお越しをお待ちしています!

横浜国際なんでも音楽祭
『辻康介大いに歌う』~言葉のむこうの未知の響き~
辻康介(ヴォーカル)鈴木広志(サックス)橋本晋哉(セルパン)田中庸介(ギター)
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05/03 東京セルパン・トリオ@LFJ

セルパンが古楽器として顧みられたのはざっくり言って第二次大戦後ですが、その先駆けとなったのはビルダーとしても知られるクリストファー・モンク Christopher Monkでした。彼とアラン・ラムゼン Alan Lumsden、アンドリュー・ヴァン・デル・ビーク Andrew van der Beekの三人によって結成されたロンドン・セルパン・トリオによる始めての演奏は1976年に遡るそうです。それから40年後、このロンドン・セルパン・トリオにあやかって、東京セルパン・トリオと銘打ってラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンに参加します。
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03/06 ある試み

さて、ちょっと変わったある試みです。歌の辻康介さん、サックスの鈴木広志さん、アコーディオン&ピアノの大口俊輔さんといった名手に交じってセルパンを吹くライヴ。

03月06日(日)15時開演(14時30分開場) Un tentetivo (ある試み)
辻康介(歌)、鈴木広志(サックス)、大口俊輔(アコーディオン&ピアノ)、橋本晋哉(セルパン)

@Li-Po(JR渋谷駅東口徒歩3分・新南口徒歩1分:渋谷区渋谷3-22-11サンクスプライムビル4F-A, 03-6661-2200)
定員30名
予約2500円(当日3000円)+オーダー(各種飲み物と軽食など)

ご予約・お問い合わせはコンタクト、または
Li-Po(リポ)
info@li-po.jp 03-6661-2200(平日18:00~24:00)

主な曲目
星めぐりの歌(宮沢賢治)
スーパーマン(谷川俊太郎・辻康介)
空飛ぶ絨毯 o tappeto(R.カロゾーネ・辻康介)
飼育係(谷川俊太郎・鈴木広志)
ベッラ・チャオ(イタリア民謡)
きれいなねぇちゃんよ Damigella tutta bella
月の出の唄(野口雨情・中山晋平)

01/23 東京現音計画#06~ベストセレクション1 in 愛知終了

お越しくださった皆さま、スタッフの皆さま、ありがとうございました。

「東京現音計画#06~ベストセレクション1 in 愛知」終了


今回乗り番だったのは
・ネーレ・ヒュルッカー《ネオランプス》(2013年)ensemble
・アーサー・カンペラ《裸の特異点》(2004年)tuba solo
・稲森安太己《息の合う二人》(2015年委嘱) saxophone, tuba
・池田拓実《ptshrd》(2014年委嘱)ensemble
・杉山洋一《五重奏(アフリカからの最後のインタヴュー)》(2013年委嘱)ensemble

でした。

新しいセルパン、その後

新しいセルパンが手元に届いてほぼ一か月、本番は一つこなしましたがやっと少し慣れてきて判ってきたこともあるのでメモ。

1.吹きやすい!
なんだか当たり前のことを書いていますが、前のセルパンに比べて、問題のある音程の時に奏法を変えて調整しなければならないところが少なく、同じような吹き方で音程間を行き来できるのは大きいです。オクターブ間でズレが少ないのも特徴。これは楽器もそうですが、幾つか試した中のマウスピースの一つがフィットしているところもあります。

2.キーの長所、短所
今回Bナチュラル、F#、C#の3つのキーを付けてもらったのですが、結論から言ってとっても便利。特にそれぞれの音を単体で長く伸ばす時にはかなり安定します。一方いくつかの音は音のツボらしき位置が複数あったりして、正しい音程にはめるのにまだ慣れないところも。
3つのキーが加わることで指使い的には複雑になる部分もあり、前後の関係によっては6穴のセルパンと同じく、ベンディングや穴のあけ方で音程を調節したほうが容易い局面もあります。例えば、ドシドシドシラシドとフレーズが終わるような場合、指孔123456全部→Hキーのみを交互に行うよりも、全部押さえた状態でベンディングを使ったほうがはるかに容易、というかそれしかできなさそうな場合が挙げられます。
また、キーの位置が必ずしも僕の手にあっているというわけでもないので、このあたりの調整はもう少し時間がかかりそう。
セルパンの歴史についてかかれたものに、「キーが多くつけられることによって、そのキーに頼る奏者が多くなり、正しい音程が奏されない」という記述をみることがあるのですが、まさしくまずは6穴のシンプルなセルパンを演奏する技術を培ったのちに、キーは真価を発揮するように思います。フィンガリングで新旧どちらを使うべきか見極めるにはもう少し時間がかかりそうです。

しかし知らないうちにマウスピースが増殖している……。

少しずつ慣れてきている楽器ですが、来週セルパンを使う演奏会があるのでご案内を。古楽器と邦楽器による混合アンサンブル「アンサンブル室町」の公演です。アンサンブル曲3曲に乗っています。アンサンブルの中でのセルパンの音の通り方も、前回に比べて幾分違っています。去年から参加させていただいているアンサンブルですが、邦楽器と古楽器による現代曲ということで諸々バランスが難しいところなのですが、作曲家、アンサンブル共に少しずつこの変わった編成に慣れて対策が取れてきている感じ。

アンサンブル室町による「エドガー・ヴァレーズと室伏鴻に捧ぐ墓」
2015年12月22日(火)開場18:30 開演19:00、23日(祝・水)開場13:00 開演13:30
会場:北沢タウンホール https://kitazawatownhall.jp/
チケット:全席自由 一般4,000円/学生2,500円
助成:芸術文化振興基金/朝日新聞文化財団
後援:在日フランス大使館
詳しくはアンサンブル室町のページhttp://www.ensemblemuromachi.or.jp/#!varese/c3fc
若しくはフェイスブックのイベントページhttps://www.facebook.com/events/913329645424663/
をご覧ください。

アンサンブル室町によるセルパン紹介の動画
https://youtu.be/xlww5wSbjj4

秋吉台現代音楽セミナー&フェスティバル2015終了

「秋吉台現代音楽セミナー&フェスティバル」から帰宅し、現在ネギ(猫)から長いお説教を受けている。ぐずついた天気も後半2日は例年の秋吉台っぽい(私見ですが)良い天気で、忙しい中にも心地の良い日々でした。演奏したのは次の2曲。

杉山洋一(1969-) 《天の火》 (2014)
Yoichi Sugiyama, Ameno fi – Heaven’s Fire

アストル・ピアソラ(1921-1992) 《ル・グラン・タンゴ》 (1982)
Astor Piazzolla, Le grand tango

 杉山洋一さんの「天の火」は、断片的に任意に挿入していくフレーズを処理しながらのピアノとの音楽的やり取りが難しかったものの、リハーサルを追うにしたがって、段々と曲の姿が立ち上がっていくさまにとても感動しました。また、ピアソラのリハーサルも、タンゴのスペシャリストでもある黒田亜樹さんのアドヴァイスを頂いて、次第にタンゴ独特のやり取りを体験できたことも大変貴重でした。
 今年は20分越えの大曲が多く並んだのですが、それらを緊張感途切れることなく展開した演奏家の皆さんの多くの名演にも感銘を受けました。
 恐らく受講生の皆さんにも充実したであろう6日間だったと思うのですが、指定管理団体の契約などの関係もあって、今年で第二タームとしては一旦終了となります。このような貴重な場ですから、なるべく現状を維持した形で新しい第3タームをなんとか無事始められるよう、関係者一同でここから準備を始めていくこととなると思います。しかし今年も秋芳洞にもシェフ(市内のオムライスの美味しい喫茶店)にも行けなかった……。